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骨塩定量(DIP法)
骨塩定量(DIP)はその骨密度をあらわす骨塩量をDigital Image Processing(DIP)法を用いて測定するものです。DIP法は手骨の骨量を測定する方法で、両手をX線撮影する際にコントロールとして専用のアルミ製のスロープを合わせて置きます。
現像されたX線フィルムの第2中手骨を高分解能画像処理装置により解析します。
DIP法では骨濃度に相当する値を得ることが主目的とされるため、パターン内の骨濃度の積分値を骨幅で除した値、m-BMD値(ΣGS/D値)により診断されます。また、第2中手骨の中央部10%部分の平均骨皮質幅(MCI)も同時に算出されます。
DIP法はX線フィルム上の骨陰影濃度とアルミスロープの陰影濃度を比較分析するもので、骨塩量そのものを測定するものではありませんが、DXA法による全身骨塩量や腰椎骨密度測定とよく相関するといわれています。骨塩定量により骨量が低い場合は投薬または注射による治療を実施します。
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